改造内容
◆コンフィグ機能及び様々な仕様の追加・変更
◆アレンジモードの追加
◆ゲームクリア後の要素の追加
◆スコアシステムの追加
◆その他
本改造版ではゲームスピードの高速化や操作性の向上を始めとして、様々な仕様の追加・快適化・アレンジが行われています。
これらの設定は、メニューのコンフィグ画面にて、いつでも設定の確認や変更を行えます。
(純正版同様の仕様に変更することも可能です)
コンフィグの詳細は ◆コンフィグ解説 のページをご参照ください。
◆スタートセッティング
ゲーム新規開始の際は、まず最初にゲームモードの選択やコンフィグ設定の確認・変更を行う仕様になっています。
各種設定は本編中でも変更可能ですが、ここでの設定中はプレイタイムが経過していません。
本編開始前に、ここでの設定状態をセーブしておくことも可能です。
純正版に準じたゲームモード(オリジナルモード)とは別に、アレンジモードというゲームモードが追加されています。
これはゲーム全編を通して様々な要素がアレンジされた設定であり、
オリジナルモードとはまた違った感覚でゲームをお楽しみ頂ける内容となっています。
アレンジモードの詳細は、アレンジモード関連の各ページをご参照ください。
純正版ではゲームクリア後はタイトル画面に戻る仕様でしたが、
本改造版ではクリア後にいくつかの選択肢が表示され、更にゲームを継続してプレイすることもできます。
ゲームの継続には、以下の二つの選択肢があります。
・クリア特典(EXTボーナス)を取得して最初から始める
・ラストダンジョンに戻ってゲームを再開する
◆EXTボーナス
EXTension Bonus の略であり、2周目以降のプレイに影響する様々なクリア特典です。
クリア後の選択肢にて 「クリア特典を取得して最初から始める」 を選択した場合は、
次の周回のプレイを始める前に、このEXTボーナスの選択画面に移行します。
EXTボーナスの取得に際して回数などの制限は無く、様々な種類の中から自由に取得できます。
EXTボーナスを一切取得せずに次の周回を始めることも可能です。
EXTボーナスの中には、取得すると プロファイルデータ のスコアにマイナスの補正が掛かるものもあります。
取得したEXTボーナスは、次回EXTボーナス選択画面に来た時点で自動的に解除されます。
やり込み要素の一つとして、スコア(点数)を稼ぐという要素を追加しています。
スコアシステムの詳細は、ゲーム中の プロファイルデータ からご参照ください。
◆スコアによるゲーム本編への影響
オリジナルモードでは、スコアによるゲーム本編への影響は一切ありません。
アレンジモードでは高スコアを達成すると、某所でおまけアイテムが得られる可能性があります。
但し、このおまけは他の条件でも取得可能であり、条件を逃すと取得できなくなるといった取り返しの付かない要素ではありません。
◆一部の移動時演出をスキップ可能に
ユヴェスのエレベーター昇降、ラウレンティアの昇降、フェジテガーデンのインナーリング内向移動における
長めの移動時演出を各キー入力で飛ばせるようにしました。
◆いくつかの戦闘時演出をスキップ可能に
戦闘中、特定のアビリティなどの演出時に何らかのキーを押し続けておくと、
その演出を省略できるようにしました。
スキップ可能な演出は、演出時間が長めな演出や、比較的目にする機会の多い演出が主に当てはまります。
コンフィグの「バトルスピード」の設定が FAST2 の時は、イベント関連を除く該当の演出が自動的にスキップされます。
◆全ての敵にレベルを設定
純正版では敵側にレベルの数値は設定されていませんでしたが、改造版ではレベルの数値を設定しました。
敵のレベルは、主にスコアや、アレンジモードのゲームバランスに影響します。
◆バトルレポート機能を追加
戦闘勝利後の各種リザルト表示時に Shiftキー を押すと、その戦闘における様々な記録を見ることができます。
◆戦闘中のアイテムリストのカテゴリー別ジャンプ機能を追加
戦闘中のアイテムリスト上で Shiftキー を押すと、特定のカテゴリー別にカーソル位置を簡易移動できます。
◆戦闘中のクイックコマンド機能を追加
クイックコマンドとは、メンバーのターンが回ってくる際に予め何らかのキーを押し続けておくことで
その入力に応じたコマンドを瞬時に選択・実行できる機能です。
例えば決定キーを押し続けておくと、現在選択中のコマンド(デフォルトでは通常攻撃のコマンド)を瞬時に実行できます。
方向キーを押し続けておけば、最初からその方向のキーを1回分入力した状態になります。
Shiftキーと方向キーを同時に押し続けておけば、その方向のキーを2回分入力した状態になります。
そして方向キー・Shiftキー・決定キーの組み合わせにより、その方向のコマンドを瞬時に選択・実行できます。
敵が残り一体の時に通常攻撃をクイックコマンドで実行すると、
ターゲット選択のプロセスを飛ばして、瞬時に敵を攻撃できます。
※PCの環境や何らかの原因によって、クイックコマンドの入力が上手く認識されない場合もあります。
特に、複数キーの同時押しが認識されるかどうかは環境に大きく依存します。
◆戦闘中のポーズ機能を追加
コマンド選択時にキャンセルキーでコマンド表示を隠した後に、
「任意のキー2つを同時押しする」 ことでポーズ状態になります。
ポーズ中はプレイタイムが経過せず、戦闘BGMの再生も停止します。
ポーズ中に Shiftキー を押すことで、その戦闘中のBGM再生の有無を切り替えることもできます。
◆戦闘処理のストップ機能を追加
各ユニットの行動終了時に キャンセルキー を押し続けておくことで、戦闘の進行を一時停止できます。
一時停止後に何らかのキーを押すと一時停止を解除できます。
オリジナルモードではあまり意味の無い機能ですが、
アレンジモードでは、EXコマンド「ウェイトキャンセル」との併用により役立つ機能です。
◆戦闘勝利後のリザルト表示をすぐに飛ばす機能を追加
戦闘勝利後のリザルト表示の際に移動キーを押し続けておくと、リザルト表示をすぐに飛ばして次の処理に移れます。
◆バトルリファレンスの情報追加
バトルリファレンスに、戦闘中の各種特殊操作の一覧ページを追加しました。
◆パーティオーガナイズの機能拡張
※以下の設定は、もう一度同様の操作を行うと設定が解除されます。
・「戦闘参加キャラのランダム選定」の設定を追加
フォワードメンバーにカーソルを合わせて Shiftキー を押すと、その位置のキャラが戦闘の度にランダムで選ばれるようになります。
なお、メニューを開く間も無く連戦になる場面では、キャラのランダム選定は最初の一戦目でのみ行われます。
・「2〜4番目のフォワードメンバーの戦闘不参加」の設定を追加
2番目以降のフォワードメンバーにカーソルを合わせて 決定キー を押し、更に続けて 決定キー を押すと、
その位置以降のフォワードメンバーは戦闘に参加しなくなります。
本来よりも少ないバトルメンバー人数で戦うほど、バトルメンバーの獲得EXPが増加 します。
※戦闘勝利時に表示されるEXP獲得量は変わりません
※コンフィグにて、EXPが増加しない設定にすることもできます
・「歩行キャラの強制指定」の設定を追加
任意のキャラにカーソルを合わせて 決定キー を押し、更に続けて Shiftキー を押すと、
パーティの先頭でなくとも、必ずそのキャラがマップ移動時に表示されるキャラとなります。
◆ストーリーリビューの機能拡張
ストーリーリビューにて Shiftキー を押すと、現在選択中のエピソードのナンバーを確認できるようにしました。
◆休憩モードの機能拡張
メニューの ブレイク [BREAK] での休憩中に Shiftキー を押すと、現在のBGMの再生を停止できるようにしました。
BGM停止中に再度 Shiftキー を押すか休憩を終了すると、BGMが再生されます。
◆サプリメントのオートフィルの初期設定を、HP,TPともに OFF→ON に変更
◆病気状態によるATK,DEFの低下に関する仕様を変更
病気状態に陥った際に、純正版では
「病気状態によってフォース状態が解除された場合にのみATKが通常より低下する」
「病気状態によってプロテクト状態が解除された場合にのみDEFが通常より低下する」という仕様でしたが、
改造版ではフォース状態やプロテクト状態の有無に関わらず、必ずATKとDEFが低下するようにしました。
◆「忘却状態のユニットにクレバー状態が付加された場合のMEN,MDF倍率」や、
「スロウ状態のユニットにクイック状態が付加された場合のAGL倍率」の変動に関する仕様を変更
・どちらか一方の状態が解除されるまでの倍率
純正版:1.3倍 (素のクレバー状態やクイック状態と同じ倍率)でした
改造版:倍率上昇と倍率低下の効果が打ち消しあう形で 1.0倍 になるようにしました
・どちらか一方の状態解除以降の倍率
純正版:1.0倍 に戻り、もう一方の状態による倍率変動効果は無視されていました
改造版:もう一方の状態による倍率が反映される ようにしました
◆固有アビリティリストの空欄詰め処理を追加
純正版では、ゲームの進行度に対してキャラのレベルが低すぎたり高すぎる場合は、
固有アビリティのリストの途中に空欄が生じる可能性がありました。
改造版では、固有アビリティのリストの途中で空欄が生じる場合は、空欄を詰めてリストを整頓するようにしました。
◆敵側の「HP残量による行動パターン変化」の条件となるHP規定値を変更
基本的に固定値ではなく、最大HPに対する現在HPの割合 で行動パターンが変化するようにしました。
オリジナルモードの難易度NORMALであれば、基本的にDC純正版のHP規定値と同じ値になりますが、
以下のように、一部の敵との戦闘ではゲームバランスが若干異なります。
DC純正版では、無印純正版に比べて最大HPが上昇した敵 もいますが、
そのような敵でも、「行動パターン変化の条件となるHP規定値」は無印純正版と同じ値に設定されています。
これに対してDC改造版では、最大HPの上昇に伴ってHP規定値も引き上げられる ようにしています。
例えば、同じ敵でも、ゲームのバージョンによって以下のように設定が異なります。
・無印純正版 … 最大HP30000、現在HPが15000未満になると行動パターン変化
・DC純正版 … 最大HP33000、現在HPが15000未満になると行動パターン変化
・DC改造版 … 最大HP33000、現在HPが最大HPの50%未満になると行動パターン変化
◆SUP.LV205以上でもゲームを進行可能にした
純正版では、SUP.LVが 205 に達すると戦闘の処理が途中で停止してしまい、ゲームが進行不能に陥るという現象がありました。
改造版ではSUP.LVが 205 以上になっても、それまで通り戦闘の処理が行われるようにしました。
◆トップメニューにおける一部数値記録の表示上限を設定
純正版では、メニュー画面の ENCOUNTER や PLAYTIME の値がそれぞれ 9999 , 999:59:59 を超えると、
それぞれの表示が 9000 , 900:00:00 に戻り、数値が正常に表示されなくなるという現象がありました。
改造版ではこれらの数値に明確な表示上限(カウンターストップ値)を設定することで、この現象が起こらないようにしました。
また数値の表示桁数も純正版より1桁ずつ増やしました。
ENCOUNTER の表示上限は 19999 に、PLAYTIME の表示上限は 1999:59:59 に設定しました。
◆プレイタイムの計測処理を改良
実時間との差異をより少なくしました。
※純正版では実時間1秒あたり、ゲーム内では 約1/60秒 ずつ遅れていた模様
◆純正版で見られた一部の誤字などの、明らかな文章ミスを修正